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闘病記録09-高次脳機能障害を自覚できない自分- [闘病記録]

心理のリハビリ検査の中で三宅式記憶力検査については前述の通りです。

 ①三宅式記銘力検査とは関係のある(有関係)、関係のない(無関係)10の対語を最初に心理士が読み上げます。

②それを患者が記憶し、後に対語の1つを心理士の読み上げに対して対となるもう1つの言葉を回答するという検査です。

③3回実施する中でどの程度10に近付いていくかを診断します。 

受傷から5ヶ月が経っていましたが、この検査で私は無関係のものを1問も答える事ができなかったのです。

ところが自分でその事実を正しく認識する事ができませんでした。

高次脳機能障害を負った方は「自分は正常だ」と言い張る人が多いと聞きますが、まさに自分がその状態で「検査の時はたまたまできなかっただけだ」というように実におかしな思い込みをしていました。

しかし一方で同室の患者さんでいつも同じ事を話している中年の方がいました。

その方の事は障害なんだろうという認識をしていたから不思議です。

自分が本当に能力低下を痛感するのは復職後でした。


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