闘病記録05-ベッドに張り付け- [闘病記録]
転院した病院は比較的キレイで、スタッフもみな親切でした。
ところがその病院でのリハビリメニューは午前中に20分程度のPT(理学療法)、OT(作業療法)のリハビリがあるだけで、あとはベッドに張り付けられている状態でした。
身体を動かそうとする自分を
「じっとしていなさい」
と何度も看護師に止められていたのです。
自分の意思で車椅子に移る事もできなかった私は何もできる事がなく、しかも同室に1日中呻ぎ、叫ぶ人がいて、夜もまともに寝る事ができませんでした。
今思うとこのようなストレスは非常に脳に悪く、回復の妨げになっていたと思います。
リハビリは急性期が重要です。
私のように麻痺がある場合は手術後すぐに手足を動かした方が麻痺の改善が見込めます。
ただこの病院ではそういった理解がありませんでした。
もっとも勝手に動かれて転倒で怪我でもされたら病院の管理責任になるので、上記のような指示を出していたのではないかと思います。
しかし後述するリハビリテーション病院ではその生活が一変。
朝から夕方までリハビリが続き、基本的に何でも自分でやるような指導でした。
この病院に転院した時は受傷から5ヶ月が経過していましたが、ここで症状が大幅に改善して行ったのです。
【教訓4】
脳疾患後マヒがある場合は基本的に受傷後数日後でも身体を動かす
身体は急性期の頃からすぐに動かした方がいいというのは数十年前はともかく今や常識ですが、私が転院した病院ではそれが非常識だったようです。
情報がアップデートされていない医療関係者も多いので、発言を鵜呑みにせずに疑ってかかりましょう。医師は神様ではありません。
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